その他公開日:2025年4月23日

マイナビ調査により40代以上の転職率が増加していることが分かりました

株式会社マイナビは、現在正社員として働いており、2024年に転職した20代~50代の男女1500名を対象に、転職者の傾向や変化を調査した「転職動向調査2025年版」を公開しました。
調査結果の概要は次のとおりです。
  • ・2024年の正社員の転職率は7.2%で高水準を維持
     年代別では20-30代が減少し、40-50代が増加
  • ・転職理由・転職先企業の決定理由は「給与」が最多
     転職後の平均年収は509.3万円で、転職前より22.0万円増
  • ・転職時に応募意欲が上がる制度は「退職金」が42.8%で最多
     退職金の使い道は66.7%が「貯蓄」と回答
     「在宅勤務時の設備や通信費を補助する制度」は意外にも30.5%で5番目
転職動向調査2025年版(2024年実績)(マイナビ)
注目すべきポイントは、40代以上の転職率が増加していることであり、従来の「35歳転職限界説」が解消されつつあるものと考えられます。
賃上げに限界がある企業としては、従業員の動機付け要因とは何か、またどのようなものが不満要因となり得るのか、企業や団体などの組織が従業員に与える報酬には、金銭以外にどのようなものが含まれるのか(例:担当職務、仕事の達成感、成長実感、承認、評価)等を分析し改善行動に移していく必要がありそうです。