東京都より「就職を予定する大学生等の育休に関する意識調査」が公開されましたが、若手男性社員(18~26歳)の「育休」に対する大きな意識変化が読み取れる結果となりました。
- ※東京都では育休を次の理由で「育業」と呼んでいます(東京都で公開する資料は「育休」を「育業」と記載しています)。
- ・短大卒(事務) 187,044円(前年比1,940円増)
- ・育児は「休み」ではなく「未来を育む大切なしごと」
- ・短大卒(事務) 187,044円(前年比1,940円増)
- ・だから「育休」ではなく「育業」です
※ここでは「育業」を法律に基づく正式な名称である「育休」に読み替えて解説致します。
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・調査目的
就職希望の大学生等の「育休」に関する意識を把握し、企業の経営者や管理職等が「育休」の必要性を改めて認識し、
より一層の取組を推進する契機となるよう結果の活用を促進 -
・調査対象者
企業等に就職を予定している大学2~4年生、大学院生、短期大学生、専門学校生
18~26歳 / 男女 / 全国 -
・調査方法
インターネットリサーチ -
・調査期間
2024年5月1日(水)~ 2024年5月13日(月) -
・回答数
合計:2,000サンプル(男女:各1,000サンプル) -
・設問数
13問
以下、興味深い回答を抜粋してご紹介します。
就職を予定する大学生等の育休に関する意識調査(抜粋)
Q2.あなたは将来子供ができた場合、子供が生まれてからも働き続けたいと思いますか?
A.女性は、約9割が「働き続けたい」を希望
Q4.あなたは子供が生まれた後、どのような形態(勤務時間)で働きたいと思いますか?
A.女性は、本人がフルタイムを希望しているのが7割程度
Q6.あなたが就職先を探す際、重視する項目として当てはまるものをいくつでも選択してください。
A.育休取得率を4人に1人が重視(男性は5人に1人、女性は3人に1人)
Q7.企業選択において、育休取得率の高さや育休期間の長さをどの程度重視しますか?
A.「育休取得率の高さ」や「育休期間の長さ」を「企業選択において重視」している学生は、男女ともに8割を超えている。
Q8.育休取得率の高い/低い企業に対してあなたが抱いているイメージとして当てはまるものを全て選択してください。
A.育休取得率の高い/低い企業のイメージとして、
高い企業は、「働きやすそう」「社員のことを考えている」などプラスのイメージ
低い企業は、「働きにくそう」「経営者の考え方が古そう」などマイナスのイメージ
高い企業は、「働きやすそう」「社員のことを考えている」などプラスのイメージ
低い企業は、「働きにくそう」「経営者の考え方が古そう」などマイナスのイメージ
Q9.育休期間が長い/短い企業に対してあなたが抱いているイメージとして当てはまるものを全て選択してください。
A.育休期間の長い/短い企業のイメージとして、
長い企業は、 「社員のことを考えている」「働きやすそう」などプラスのイメージ
短い企業は、「働きにくそう」「社員のことを考えていない」などマイナスのイメージ
長い企業は、 「社員のことを考えている」「働きやすそう」などプラスのイメージ
短い企業は、「働きにくそう」「社員のことを考えていない」などマイナスのイメージ
Q10.あなたに将来子供が生まれたら、あなた自身は育休したいと思いますか?
A.男女とも、本人の8割以上が「育休」を希望
Q11.あなた自身が育休する場合、どのくらいの期間したいと思いますか?
A.男性は「2週間~1ヶ月未満」の育休を希望している割合が最も高い
女性は「1年以上」の育休を希望している割合が最も高い
女性は「1年以上」の育休を希望している割合が最も高い
詳細は次のURLよりご確認頂けます。
【PDF】就職を予定する大学生等の「育業」に関する意識調査(東京都)
システム関連に強く、人事総務部門のトータルアウトソーシングのプランニングおよび受託を得意とする。さらに、人事労務系のコンサルティングに力を入れており、人事制度構築コンサルティングのほか、M&Aコンサルティング等、企業の経営企画部門、人事労務部門の双方の支援をしている。