その他公開日:2023年8月10日

国交省が荷主企業・元請事業者の監視強化のため「トラックGメン」を創設します

7月18日に国土交通省は、適正な取引を阻害する疑いのある荷主企業・元請事業者の監視を強化するため、2023年7月21日に「トラックGメン」を創設することを公表しました。
「トラックGメン」を創設する背景は次のとおりです。
  • ・トラックドライバーは、労働時間が長く、低賃金にあることから、担い手不足が喫緊の課題。
  • ・働き方改革の一環として、2024年4月からドライバーに時間外労働の上限規制(年960時間)が適用されるが、これによる物流への影響が懸念(「2024年問題」)。
  • ・国土交通省では、貨物自動車運送事業法に基づく荷主等への「働きかけ」「要請」等による是正措置を講じてきたが、2024年問題を前に、強力な対応が必要。
  • ・このため、新たに「トラックGメン」を設置することで荷主等への監視体制を緊急に強化し、荷主対策の実効性を確実なものに。
    ⇒令和5年7月21日、162名体制※で本省及び地方運輸局等に設置
  • ※緊急増員80名(本省2名、地方運輸局等19名、運輸支局等59名)、既存定員との併任等82名(本省13名、地方運輸局等16名、運輸支局等53名)

2023年度より、トラック事業者へのプッシュ型の情報収集を開始し情報収集力を強化し、トラック法に基づく「働きかけ」「要請」「勧告・公表」制度 の執行力を強化する方針です。
詳細は次のURLよりご確認頂けます。
【PDF】「トラックGメン」の創設について ~ 全国162名の体制で荷主・元請事業者への監視を強化 ~プレスリリース(国土交通省)
「トラックGメン」の創設について ~ 全国162名の体制で荷主・元請事業者への監視を強化 ~(国土交通省)
斉藤大臣会見要旨(国土交通省)